■コンピューター言語
コンピューター言語には、スクリプト言語とコンパイル言語の2種類がある。
『スクリプト言語』
・プログラムを記述してそのまま実行できる。
・実行速度があまり問題にならない、小さなプログラムによく使用される。
『コンパイル言語』
・プログラムを記述後、<u>コンパイル作業</u>を行ってから実行する。
→マシンが理解するための言語(0と1の羅列)の書き換え作業の事。
・実行速度が速く、大規模なアプリケーションに向いている。
■Java Scriptの特徴
・対応したブラウザさえあればスクリプトの実行が簡単に可能。
・テキストエディタさえあれば、簡単にプログラミングが可能=『クライアントサイドスクリプト』
(因みに、phpやcgiは、『サーバーサイドスクリプト』という。)
・コンパイル作業を必要としない。
■記述方法
『HTMLファイル内への直接記述』(head要素、body要素内に記述可能)
・タグ<script>~</script>
・要素の性質:inline block
・内包可能要素:スクリプトのみ
・通常、head要素内に入れるが、body要素内でも記述可能。
『記述例』
<script type="text/javascript">
Java Script の記述
</script>
※type属性やlanguage属性を省略した場合は、デフォルトのスクリプトで解釈される。
※ページ中、複数記述しても構わないが、全てのスクリプトタグの中身は
繋がっているものとして実行されるので注意。
『属性別指定方法』
1. type属性<script type="text/javascript">~</script>
→スクリプトのMIMEタイプを指定。
他に、・text/ecmascript
・application/javascript
・application/ecmascript が使用可能。
※application/x-javascript は、以前使用されていたが現在は不使用。
2. language属性<script language="javascript">~</script>
→Java Script 1.3 のようにバージョン番号を記述する事で、当該バージョンのみの実行が可能。
その他、Microsoftの「JScript」や「VBScript」があるが、以前使用されていた記述方法で、
現在は、type属性が推奨されている。
3. sorce属性<script src="URL">~</script>
→外部ファイルを読み込む場合に使用。
4. defer属性
→Scriptが「document.write」が無い事を条件にスクリプトの実行速度を上げる指定。
※基本、一般的に使用するのは「1」と「3」。
「2」は、type属性の代用として、古いブラウザ対応に使用する事がある。
『XHTMLの場合』
<script type="text/javascript">
<![CDATA[
Java Script の記述
]]>
</script>
★IE6以下への対応★
<script type="text/javascript">
// <![CDATA[
Java Script の記述
// ]]>
</script>
※「<」や「>」が、タグとして解釈されるので、内部をタグと解釈されないように
CDATAセクションで囲む。
※「//」はJavaScriptのコメントアウトの記号で、改行までがコメントとみなされる。
複数行の場合は、「/*~*/」を使用。
※概念的にはコチラが正しいが、ブラウザが現状未対応が多い(IE6以下は未対応)ため、
下記のやり方が現在は一般的。
★JavaScript 未対応ブラウザへの対応★
<script type="text/javascript">
<!--
Java Script の記述
//-->
</script>
※ブラウザはサポートしていないタグを無視してしまうため、(X)HTMLでの記述の場合、
scriptタグの中身をそのまま表示されてしまうので、HTMLのコメントタグを使用する。
『外部ファイルへの記述』
<script type="text/JavaScript" src="ファイル名.js">
</script>
※JavaScriptのプログラムのみを記述したテキストファイルを作成し、「ファイル名.js」の形式で準備。
※この時は、media属性は不要。終了タグは省略不可。
※Java Scriptプログラムの中で、繰り返し使用する場合や、大きなプログラムの場合に特に有効。
『JavaScriptとセットで記述』
・タグ<noscript>~</noscript>
・要素の性質:block
・内包可能要素:block,inline
※NN2,IE3では、JavaScriptに対応していますが、noscriptタグには未対応のため、
そのまま表示されてしまう。
<noscript>
このページはJavaScriptを使用しています
</noscript>
『metaで記述』
metaタグのhttp-equiv属性で、Content-Script-Type値を指定すると、
このページでのデフォルトのスクリプトを指定する事が可能。
<meta http-equiv="Content-Script-Type" content="text/javascript" />
※通常は指定しない。あれば、親切かな・・・という程度。
次回は、オブジェクト指向について。